カテゴリー別アーカイブ: 婚約指輪 ブランド情報

婚約指輪のある風景(2)

通常、婚約指輪と結婚指輪の
重ねづけでは、婚約指輪が上に
なるデザインが一般的です。

結婚式の後では
結婚指輪は常時着けているので
お出かけの際などに婚約指輪を重ね
華やかに演出しましょうね
という考えで作られているからです。
だから、世の中でセットリングとして
販売されてるデザインのほとんどは
婚約指輪が上、結婚指輪が下です。

『ほとんど』と書きましたが
私は今まで、婚約指輪が下になる
セットリングのデザインを
見たことがないのです。

ところが実際には、前回のように
婚約指輪を下、結婚指輪を上に
重ねづけをしている女性も
少なくないのですね。
やはり大切な婚約指輪を
落としてしまっては大変ですから。

そのような婚約指輪のつけ方を
初めてみたのは地下鉄の中でした。
女の子の指が7号くらいと細くて
ダイヤモンドが0.5カラットだったから
吊り革を持つその手は
とても目立ちましたね。
おー、大きなダイヤモンドだなあと
嬉しくなりました。

さらに私が、うーんと唸ったのが
その大きなダイヤモンドの
シンプルな婚約指輪の上に
幅5ミリくらいの太くてシンプルな
結婚指輪が重ねられていたことです。

通常、7号の細い指では
3ミリ幅の結婚指輪でもかなりの
ボリュームに見えてしまうので
5ミリ幅の結婚指輪をお勧めすることは
ほとんどないと思います。

ところが、薄い指輪だったこともあり
7号の細いくすり指と
0.5カラットの大きなダイヤモンド
5ミリの幅広結婚指輪が
絶妙のバランスを見せていたのです。

どちらもストレートフォルムの
とてもシンプルなデザインで
セットリングではないのですが
婚約指輪が下なのに
不思議に一体化していました。

これはまいったなあ、と反省したし
婚約指輪と結婚指輪を素敵に
アレンジする彼女に拍手を送りたいと
思いました。

婚約指輪を毎日活用するのは
少し難しいことかもしれませんが、
色々な着け方にトライするうちに
自分独自のコーディネイトが
見つかるかもしれませんね。

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予算別婚約指輪の選び方(2014年下期版)その2

婚約指輪の最新相場2014はこちら

前回の通り、ここ2年間で
円安とダイヤモンド相場上昇により
婚約指輪の価格は短期間で
大きく値上がりしました。

とは言え、円高に転じて
婚約指輪の値下がりを待って
プロポーズは延期出来ませんよね。
そこで、現時点での
予算別ベストバイを考えましょう。
(わかりやすくするために
ティファニーを基準としました)

1) 予算50万円

婚約指輪の最新相場を大きく上回る
気合いの入った予算です。
ここまでの予算が確保できれば
ティファニーのような海外ブランドでも
0.3カラット程度のダイヤモンドの
婚約指輪を購入出来ますね。

国内ブランドなら0.4カラット前後の
ダイヤモンドも可能でしょう。
これはあくまでも個人的見解ですが
国内ブランドには宝飾系ブランドと
アクセサリー系ブランドがありまして
それぞれ得手不得手があるのです。

これだけの予算を出すのであれば
宝飾系ブランドの方が
安心出来るなあと思います。
宝飾系ブランドとは、例えば
百貨店の1Fじゃなくて、上層階の
宝飾品売り場に入っているような
コンサバブランドのことです。

2) 予算30万円
平均相場を少し上回る価格帯です。
以前ならば選択肢も広かったのに
現在では、判断が難しいですね。

例えば、ティファニーを例にすると
現在の最低価格が30万円弱で
0.2カラット未満のダイヤモンドに
なってしまいます。
(2年前は20万円弱だったのに)

彼女がティファニー好きであれば
それでも良いと思いますが
0.2カラットのダイヤモンドは
長く楽しめる婚約指輪に
十分なサイズとは言えないのです。
なので、ブランド名を重視するか
婚約指輪のスペックを重視するかの
選択を迫られてしまいます。
これは好みの問題でしかありません。

また、国内ブランドであれば
ダイヤモンドは0.25カラット程度まで
大きくはなります。
おそらく今、一番売れているのが
ここではないかと思われます。
現在では標準サイズとも言える
ダイヤモンドなのですが
決して大きなサイズではありません。
長く楽しめる婚約指輪かというと
疑問に感じてしまいます。

国内ブランドでも30万円の予算で
0.3カラット以上のダイヤモンドを
提供しているブランドもあるので
色々探してみるのもいいでしょう。

とにかく30万円の予算は
ブランドネームを選ぶか
ダイヤモンドの大きさを選ぶか
悩んでしまう価格帯です。

どちらを選ぶかの判断は
あなたの最愛の彼女だったら
喜ぶのはどちらかということです。

3) 予算18万円
2年前なら選択肢があったのに
現在ではなかなか苦労してしまう
価格帯です。

ティファニーにこだわるならば
婚約指輪は無理ですが
ダイヤモンドのネックレス
いいなあと思います。
身に着ける機会も多いですしね。

国内ファッション系ブランドの一部は
この価格帯で
0,1カラット、0.15カラットの
婚約指輪を展開していますが
これはあまりお勧め出来ません。

小さなサイズのダイヤモンドに
わざわざ鑑定書が付いていたり
するわけですが
鑑定書の価格がかなりの割合を
占めてしまうようなコスト構成です。
婚約指輪として長く楽しめる様な
指輪とはとても言えませんね。

この価格帯であれば
ネット通販の活用をお勧めします。
国内外、様々なサイトがありますが
0.3カラットのダイヤモンドも
選択できると思います。

弊社の場合、現在の品揃え
0.3カラット17万円からなのですが
現在の環境では
正直、これを維持することすら
なかなか難しいのが実態です。
それでも、ネット通販各社は
低価格の婚約指輪を提供する
努力をしていますので
うまく活用すればいいと思います。

最後は、やや宣伝のように
なってしまいましたが
当社の最初のミッションは
15万円できちんとした婚約指輪を
ご提供することだったのです。
その15万円が17万円に上昇し、
それさえも維持出来ないのが
現在の婚約指輪市場であると
ご理解くださいね。

当社はジタバタがんばります。
(文責 渡部博行)

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予算別婚約指輪の選び方(2014年下期版)

ダイヤモンド価格(ドル建て)と
昨年来の円安のダブルパンチで
ダイヤモンド輸入価格は2年前と比べて
50%前後も上昇し、婚約指輪の価格も
かなりの値上がりとなりました。

当店でも、以前は13万円台の特価品で
0.3カラットの婚約指輪があったのに
今では17万円台がやっとの状況。
婚約指輪の購入を考える男性には
なかなか厳しい世の中になりました。

残念ながらこの状況はしばらくの間
好転しそうがないので
現時点での婚約指輪の選び方
ベストバイについて考えましょう。

当然ながら、婚約指輪購入の選択肢は
予算によって変わるのですが
それがいくらであったとしても
最初に基本方針を決めるといいですね。
つまり、何を重視して婚約指輪を
選ぶのかということです。

当社では、一定の品質以上で
大きなダイヤモンドを選ぶことをお勧め
していますが、
ブランド重視の考え方もありでしょう。
大切なのは最愛の彼女に
喜んでもらうことですからね。

とは言え、婚約指輪は高価な買い物。
大切な贈り物は長く愛用したいですね。
次回から、予算別にベストバイを
考えましょう。

 

 

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五感に訴える婚約指輪の接客

出典が不確かで申し訳ないのですが

以前読んだブログ記事に、
婚約指輪のユニークな接客テクニックが
紹介されていました。

大阪ミナミにある某海外ブランドの路面店は
来店したカップルが婚約指輪を見るために
テーブル席に着いたとたん
「ご婚約おめでとうございます、ポン!!」
と、シャンパンのボトルをあけるのだそうです。

自分たちをシャンパンで祝福してくれた
サプライズと嬉しさで
カップルのテンションは一気に上がり
高い購入率につながっているとか・・・・。

私はこの話に、とても感心したのですが
それは、このサービスが紙一重のところで
成功し、効果をあげているからです。

顧客にシャンパンをサービスするというのは
ジュエリー業界では珍しいことではありません。
場末の店でも、イベント等ではワインやシャンパンで
おもてなしをするでしょう。
でも、それはグラスでのサービスです。

私が以前いたトレセンテでも
ご成約カップルにシャンパンのサービスをしたことが
ありました。
当時シャンパンのミニボトルにストロー入れて
飲むのが流行っていたので
2本のストローで仲良く飲むところを
記念写真を撮ったりしたのです。
(今考えると、なかなかベタなサービスですね)

シャンパンのサービスが珍しくない中で、
このブランド店が成功したポイントは、
シャンパンの味や銘柄などではなく
ボトルをアあける時の、「ポン」という音だと思います。
グラスシャンパンやミニボトルでは音が出ませんね。

目で見てわかるディスプレーや照明だけではなく
音(BGM)や香り・匂いまで動員して
トータルで店舗の空間を作り、
顧客の五感に訴える手法は
10年ほど前から注目され
スターバックスはその成功例と言われています。

このシャンパンをあける「ポン」の音は
一瞬芸みたいなものだけれど
感覚を刺激する点で、抜群の効果なのでしょう。

ブランド店だから安いスパークリングワインは使えず
シャンパン(さすがにハーフボトルでしょうが)を
都度あけるとなると、来店カップル1組につき
3000円近いコストがかかることになりますね。

それでも、ブランドの婚約指輪の単価は
その100倍以上するでしょうから
購入率を上げる手段として有効ならば、
シャンパンは、安い投資と考えることが出来るのです。

アイデアの勝利ですね。

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ブルーナイル(BlueNile)の評判(婚約指輪通販)

さて、6回に渡る長編になってしまいましたが
世界最大に婚約指輪通販会社、
ブルーナイル(BlueNile)について書いてきました。

厳しい指摘もしましたが、まったく新しい業態として
婚約指輪(ダイヤモンド)の価格を劇的に下げ
300億円の売上を計上するまでに支持されたことは
高く評価されるべきでしょう。

消費者にしてみれば、
高いお金でティファニーの青い箱を選ぶか
リーズナブルにブルーナイルを選ぶかの
選択が出来るようになったわけですから
それが悪いことであるはずがありません。

日本からでも注文は可能だから、
予算に制約があって、とにかく価格を重視したいような場合には
検討の余地もあると思います。
低価格を看板にしている国内のネットショップよりも
関税・消費税を加算しても20-30%程度安いのですから。
(もちろん価格だけ見れば当社よりもずっと安い)

聞くところによると、パーティー参加の機会が多いアメリカでは
婚約指輪が活躍する機会が多くて
見栄えのする1カラット前後の大粒のダイヤモンドが売れ筋だとか。

1カラットの婚約指輪でも色のランクを落とせば
50万円程度で買える(ティファニーのざっと半額)のが
ブルーナイルの支持された理由なのだと思います。

ブルーナイルのダイヤモンドで最小のサイズは0.23カラットですが
これは今や日本の婚約指輪の標準サイズ。
アメリカの婚約指輪、はダイヤモンドの大きさ重視なのですね。

ちなみにダイヤモンドを輸入する際、指輪に加工していなければ
約5%の関税がかからないので(消費税はかかります)
価格にこだわる方は、国内での加工も検討の余地があります。

今、ネットでブルーナイルの評判を調べると
購入レポートもいくつかありますが、内容を見ると
国内業者の利害関係者かアフィリエイタ―さんなんじゃないのと
疑いたくなってしまうようなものですね。

ブルーナイルの方が安いからか
一番重要な価格についての記載は避けていて
重箱の隅をつつくようなところを理由に、国内業者をお勧めしている。
(たくさんリンクが貼ってありますね)
あまりフェアーな評価じゃないなと思います。

国内におけるブルーナイルの評判が定まるには
もう少し時間がかかるかもしれません。
それでも、例えば予算が10万円以下で、
婚約指輪を贈るのをあきらめていたような男子にとっては
頼れる存在になるのではないでしょうか。

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世界最大の婚約指輪通販、ブルーナイル(BlueNile)がやってきた(5)

5年間売上が停滞気味のブルーナイル(BlueNile)は
いろいろと新しい試みにチャレンジしているのですが
その中には、これはマズイだろうと思えるものも
登場します。

今年から始まったらしい
「生涯保証の新規ダイヤモンドアップグレード」が
その最たるもの。

Blue Nileでは「一生を共にするジュエラー」のポリシーの一貫として、
2011年1月1日以降にご購入のすべての
GIAおよびAGSL認定ダイヤモンドについて、
生涯ダイヤモンドアップグレードプログラムを提供することになりました。

内容を要約すると、一生涯の中でブルーナイルで
過去に購入したダイヤモンドよりも高額なダイヤモンドを購入する場合
過去のダイヤモンドを100%の価格で引き取りますということ。
(但し、鑑定書が付いているダイヤモンドのみで、指輪の枠は
対象外です。価格は最初と同じ通貨によります。)

これが新しく素晴らしいサービスと思えますか?

同様のサービスは目先の売上を確保するために
バブル崩壊後の日本の宝飾店で良く見られたものです。

短期間に買い替えが行われるような状況ならば
それほど問題がないようですが
例えば、ダイヤモンド相場が暴落して1/2の価格になった場合
わずかな金額で2倍の大きさのダイヤモンドに交換して
もらえるのでしょうか???
そんなことが出来るわけはありません。

「生涯保証」の期間なんてわかりませんが
10年や20年の話しではないでしょう。
現に日本のダイヤモンド価格は、円高により20年で半額になっているわけで
売上増加のために、こんな無理な保証を打ち出すことはマズイです。

だいたい、ナスダック上場企業で20年後に残っている会社なんか
半分もあるわけありませんからね。
生涯という言葉に意味は無いでしょう。
日本のしょうもないサービス制度が
こんなところで復活するとは思いもしませんでした。

ちなみに日本の買い替え保証制度は
その後、5年間買取り保証制度に進化をとげます。

「5年後に販売した価格で買い取るから安心」と、
ローンで高額(100万円はザラ)のジュエリーを若い男性に売りまくったのは
ココ山岡という会社。
そんな買い取りは最初から不可能で、その後倒産。
被害者10万人、提訴者8924人という大きな社会問題になりました。

せっかく誕生した新しいビジネスモデルが
どうしてこういう方向に向かっていくのでしょうか???
とても残念だし、ブルーナイルは早く原点回帰して欲しいと強く願います。

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世界最大の婚約指輪通販、ブルーナイル(BlueNile)がやってきた(4)

成功したIT企業として、2004年にナスダックに上場し
売上をこの年の1.7億ドルから2007年には3.2億ドルまで
伸ばしたブルーナイル(BlueNile)ですが、
リーマンショックのあった2008年以降、
売上も利益も、成長が鈍化してしまいます。

2011年は売上を3.5億ドルまで引き上げたものの
利益は2007年の7割の水準です。

今年の業績はだんだん激しくなってきていて
9月までの売上は前年を12%上回っていますが
利益は何と半減。
粗利益率の悪化(安売りです)と、運営コストの増加で
何のための売上を増やしているのか、
わからないような状況になってしまいました。

一般にIT企業は、アマゾンのような大きな成長を市場から
求められるので、5年間停滞していた売上を何が何でも
増加させようという強い意志が働いているのかもしれません。

現在、アメリカ国内の売上が約7割を占めていますが
今年に入り、日本語、フランス語、スペイン語のサイトを開設
(中国語は開設済み)したのは、自ら市場を大きくするために
当然の選択と思えます。

しかし、その一方で外野から見て、大丈夫かなと
疑問を持たざる得ないことも始めています。

例えば、ブルーナイルのオリジナルマークが入った
「シグニチャ―ダイヤモンド」。
最上級のダイヤモンドということを教育して
付加価値をつけて販売したいようですが
その説明の意図がまったくわからないのです。

そもそも、ブルーナイルのダイヤモンド販売モデルで
重要なお約束は、
ダイヤモンドの4C(カラット、カット、カラー、クラリティー)が
同一なダイヤモンドは同一の品質であることでしょう。
だからこそ、ダイヤモンドの現物を目で見なくても
ブルーナイルのサイトでダイヤモンドの勉強をした消費者は
安心して購入することが出来るのです。

それなのに、ダイヤモンドの原石がどうのこうのと
4Cと違う概念を持ち出したら、消費者は混乱するばかりだし
ブルーナイルの中で自己矛盾してしまうと思います。

(ちなみに当社はダイヤモンドの美しさは鑑定書の4Cだけ
ではわからないという立場で、目で見て美しいダイヤモンドを
厳しく選びぬくのがウリです。
ブルーナイルのダイヤモンドの価格も同じ4Cで相当の
価格差があるのは何故か考えてみてください。)

個人的に、もっとヒドイと憤慨してしまうのが
今年から始めたサービス

(続く)
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世界最大の婚約指輪通販、ブルーナイル(BlueNile)がやってきた(3)

ブルーナイル(BlueNile)は、
青い箱のブランドイメージ(ティファニー)に対抗して、
同じ価格でずっと大きなダイヤモンドが買えるのが
ウリですから、価格が安くなければ話しになりません。

国内で同様に低価格をウリにしているネットショップと
比較してみました。
価格はシンプルなプラチナ枠の婚約指輪での比較です。
(ブルーナイルは、関税と消費税として合計10%を増額済み)

1) ダイヤモンド 0.25Ct  F VS1 エクセレント
国内A社     130千円
国内B社     136千円
ブルーナイル    88-117千円

2) ダイヤモンド 0.30Ct  F  VS1 エクセレント
国内D社      135-144千円
国内E社      158千円
当社         150千円
ブルーナイル    101-124千円
(百貨店の1Fに入っている国内ブランドで350千円前後です)

このように、字面の価格だけを見ればブルーナイルは
国内のネットショップと比べても圧倒的に安いです。
前述のケーススタディーでは、ブルーナイルとティファニーの
財務諸表の比較もしているのですが、確かにブルーナイルの
祖利益率は低いですね。
婚約指輪のカテゴリーキラーと言えないこともない。

婚約指輪の安売りを看板にしている国内の会社は
これに対抗せざるを得ないので
婚約指輪の価格は必然的に下がることになるでしょう。
また、ダイヤモンドのまま輸入すれば、関税もかからないので
加工だけを国内でするユーザーが現れるのも必至です。

次に、ブルーナイルの「教育」はなかなか興味深いものです。
いわゆるダイヤモンドの4Cについて詳細に記述していますが
これにはまる男子(特に理系!)は日本でも少なくありません。
従来は、ファッションアイテムや美術品に近く、感性で選ばれるのが
当たり前と思われていたアイテム(婚約指輪)を
デジタルなスペックであるダイヤモンドの4Cに落とし込んだところが
ポイントなのです。
男子が婚約指輪選びに悩むのは、アメリカも日本も
変わらないようで、アメリカではこれが受け入れられたのですね。

もうひとつ、個人的に大きなポイントと考えているのが
Fedexの国際宅配システムです。
ブルーナイルのサイトに掲載されているダイヤモンドの多くは
自社の在庫ではなく、アメリカ国内の卸業者の在庫と
言われています。
アメリカは広くても航空貨物が発達しているので
受注したダイヤモンドは2,3日でシアトルにあるブルーナイルの
加工場(空港の近くに違いない)に届けられ、
婚約指輪に加工され、世界中に出荷されます。
世界中のユーザーへほぼ1週間以内に届くようですが
これもFedexがあってこそでしょう。
この物流システムがなくして、ブルーナイルの成功も
無かったように思います。

Eコマースの代表的な成功例とされるブルーナイルですが
2008年以降踊り場にさしかかり、成長が鈍化します。
現状の問題については次回。

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世界最大の婚約指輪通販、ブルーナイル(BlueNile)がやってきた(2)

少し古いモノですが、アメリカのハーバドビジネスレビューで
販売する教材(ケーススタディー)にブルーナイル(BlueNile)と
ティファニーを比較したものがあります。

これはリーマンショック直後の2008年後半に書かれたものですが
既に前年からアメリカの宝飾業界は大変な状況だったようで
同年に北米3位、5位(共に400店舗前後)のチェーン店が
経営破たんしていたとのこと。
その中で、ブルーナイルとティファニーはしっかり利益を出して
いるわけです。
(2007年のブルーナイルの売上は約380億円、営業利益26億円
で、売上は前年比27%アップ。同じくティファニーは売上3470億円
営業利益500億円、売上は前年比15%アップです。
ネット専業のブルーナイルの売上の大きさにも驚くけれど
ティファニーがとても大きな会社であることにもびっくりしますね)

このテキストの中で、ブルーナイルは1998年に婚約指輪をネットショップで
購入した若いコンサルタントが、翌年にその会社の経営に参加し
エレガントで高級なイメージのブルーナイル(Blue Nile)に改名したのが
スタートであるとしています。

そして、急成長した要因として
・ 一等地の高家賃の店舗、商品在庫を持たないことによる安い価格。
・ ダイヤモンドの4Cを中心とした顧客教育
・ プレッシャーのある接客がないこと
・ 現物を見られない不安を解消する30日返品保証
・ 世界的な物流ネットワーク
等をあげています。

またエピソードとしては、2007年には10カラット以上の大きなダイヤモンドを
約1億8千万円で販売し、在庫は自社で持っていなくても
受注から3日で納品したことを紹介しています。
(これは、当時ネットで販売された最高額の商品と言われたそうです。)

ブルーナイルが持っている強みは、基本的には今も変わらないでしょう。
問題は、それを世界に展開した時にその国に受け入れられるかどうかです。
世界の小売業者にとって、最もやっかいな国が日本であるのは
間違いの無いところ。

個々に検証してみましょう。

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世界最大の婚約指輪通販、ブルーナイル(BlueNile)がやってきた(1)

先月から、Googleで婚約指輪関連の検索をすると
ブルーナイル(BlueNile)の広告が
表示されるようになりました。

ブルーナイルというのは、婚約指輪・結婚指輪の
ネット通販をしているアメリカのシアトルにある
会社で、ナスダック市場に上場しています。
売上高はここ数年300億円程度を維持していて
ネット専業でも、日本の大手宝飾チェーン店に
匹敵する規模です。

ブルーナイルのサイトを調べてみると
プレスリリースの記事がありました(こちら)。

日本語サイトの設立は6月6日ですが
中国語のサイトは既にあったようですね。
このことが、婚約指輪市場で中国が日本を逆転
している事実の証明だと考えられます。

オリジナルが英語のサイトだから
それだけでアメリカ、カナダ、イギリス、インド
オーストラリアあたりを主にカバーして
中国語と日本語を加えると、40カ国以上を対象に
商売していることになるそうです。

スペイン語・フランス語・ロシア語・ドイツ語あたりには
対応していませんンが、このあたりでも英語で
問題の無い層は少なくないわけで
(日本でもブルーナイルでブライダルリングを
購入している人達は存在しました)
婚約指輪市場における世界制覇を達成したと
言えないこともありません。

一方でシビアな見方をすると、常に成長戦略が
求められるネットビジネスにもかかわらず、
4年間で売上高が約10%しか増えていないのは
厳しい状況ですから、
日本市場の売上で増収を狙うというのが実態
でしょう。

おやおや、公式TWITTERも開設されていました。
私のブログも登場しているじゃありませんか(この記事)。
https://twitter.com/bluenilejp
開設2ヶ月でフォロアー19人はご愛敬ですが
そのうち、本気を出されるのでしょうね。

さて、次回からそのサイトと日本市場に与える
影響等を考えてみましょう。

(続く)
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