カテゴリー別アーカイブ: 婚約指輪 素材

結婚指輪、婚約指輪、西も東も百貨店が大変だあ(2)

大阪梅田は、2年後に伊勢丹も出来るし、
結婚指輪・婚約指輪の競争も厳しいなと考えていたら、
銀座だって日本の最激戦区です。
そして今日は、銀座三越の広告にまたまたびっくり。
注目は以下の婚約指輪と結婚指輪です。

b.〈銀座三越特選ダイヤモンド〉
Ptダイヤモンドリング 税込231,000円
(中石:D=0.32ct、Sl1、E、エクセレントカット、脇石:D=計0.09ct)
[5階 宝石サロン]
c.〈銀座三越特選ウェディングバンド〉
Pdウェディングバンドリング 税込35,700円
(D=0.03ctPd〈パラジウム)
SI1(エスアイワン)は、ダイヤモンドのクラリティー(キズ、不純物)で
VSクラスの下のランクです。

私がトレセンテ(現在は通販のニッセン傘下)に在籍している時は、
信念を持ってこのクラスのダイヤモンドを婚約指輪にを使っていまして、
検品が厳しかったから、ダイヤモンド業者がわざわざVSクラスの鑑定を
ワンランク落して持参するという今では信じられないようなことまでして
品質を維持していたのです。

それでも、ゼクシィに大量広告をしている日本最大級の某社から、
「トレセンテはSIクラスという質の悪いダイヤを扱っている」と
お客様に悪口を言いふらされていたわけで、トレセンテ以外に
SI1クラスのダイヤモンドを婚約指輪に扱っている店舗なんか
ほとんど無かったはずです。
(一方で、SI1クラスできれいなダイヤモンドが、だんだん入手出来なく
なったので、私もSI1のダイヤモンドを使うことはなくなりました)
ところが、婚約指輪の低価格化が急速に進んだので、
最近ではSIクラスのダイヤモンドを使った婚約指輪が多数出てきたようです。

SIクラスは品質に幅があるので、SI2ともなれば、
肉眼で”黒いモノ”が見えるダイヤモンドがあっても、まったく驚かない。
もちろん、きれいに輝くダイヤモンドで、購入する方が納得しているのであれば、
全く問題はありません。
同じ予算で大きなダイヤモンドが欲しいのならば、賢明な選択だとも言えます。
ただ、「婚約指輪ではSIクラスが標準」みたいな売り方がされるのであれば、
誠実なセールストークとは言い難いですね。

私が驚いたのは、百貨店がこのクラスを”特選ダイヤモンド”と言って売り出した
事実なのです。
三越の屋号まで付いているわけだからまさに信用問題。
すごい自信だけど、本当に大丈夫なのと思います。
そして、結婚指輪(マリッジリング)の新素材Pd

パラジウムは白金族だからプラチナの仲間で、自動車の排気ガス無毒化触媒という
用途もプラチナと一緒です。
ホワイトゴールドや、プラチナ900にも添加される金属だけど
パラジウムのジュエリーはあまり一般的ではないですよね。
私はパラジウムの結婚指輪を初めて見ました。
ちなみにパラジウムの価格は1グラム800円台と、金の1/3、プラチナの1/4です。
まずいだろうと思うのは、例えば、10年後に指輪のサイズ直しをしようと
近くのジュエリーショップに持って行って、そこが対応してくれるかどうか。

馴染みのない金属のサイズ直しは、加工失敗リスクがあるから嫌がるんじゃないかな。
(10年後パラジウムジュエリーがメジャーになっていれば別ですが)
本来、世界中どこに行っても、何十年たっても、加工できる普遍性がジュエリーの
特色であると考えます。
でも、このパラジウムの指輪”銀座三越特選”だものなあ。
ありがたみがあるよなあ。
とにかく、売上が欲しい百貨店。
いろいろやりますねえ。まったく目が離せません。

 

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結婚指輪(マリッジリング)はエコ婚でどうなる

2009年5月31日の朝日新聞に”エコ婚で地球も幸せに”という記事が出ていました。
結婚式を環境問題を考えるきっかけにしようという取り組みで、
「環境への配慮を押し付けるのではなく「最終的にみんなの幸せにつながる」
というメッセージが伝われば成功です」という控えめなスタンスだから、
これに共感する人は多いと思います。
具体的には案内状をメールで送ったり、ケーキカットのかわりに植樹をしたり
とうもろこしなど天然素材を使ったドレスやオーガニックコットンのショールを
身に着けたり、マイ箸持参を呼びかけ、電力を使わない野外の公園で挙式したりと
細かいことの積み上げのようです。
無駄をなくすのが基本だとか。ゼクシイの世界とは対極ですね。
この特集で一番気になったのが、屋外で木製の結婚指輪を交換している
カップルの写真。
なるほどなあと思いました。
結婚指輪(マリッジリング)、婚約指輪(エンゲージリング)の素材である、
金やプラチナ、ダイヤモンドはある意味では、エコと反対の世界の産物です。
私は、以前鉱山会社に勤務していましたが、この世界は昔から環境破壊が
大きな問題となってきました。
例えば、ペアーの結婚指輪を作るために、地中から3トン以上の鉱石を
掘り出さなくてはいけないので(ダイヤモンドはそれ以上です)
鉱山開発による周囲の環境破壊は深刻な問題です。
(もっとも、金やプラチナには相当量のリサイクル原料が含まれるので
エコな素材という考え方も成り立ちますが)
さらに鉱石の中から金やプラチナを取り出すには、
高熱の溶鉱炉に入れなければならないので、大量のエネルギーを必要とします。
当然二酸化炭素は排出するし、場合によっては、鉱石中に含まれる有害物質の
処理がが問題になることすらあります。
最近は、環境規制が厳しいので、鉱山開発が大きな問題になることも少なく
なりましたが、木製の結婚指輪と貴金属の結婚指輪でどちらがエコかと比べられたら
残念ながら勝ち目はありません。
(木製の指輪をずっと着けていることやリサイクルは難しいでしょうが)

 

どこで折り合いをつけようかと考えると、”無駄をなくす”に尽きるのかなと思います。
金やプラチナ、ダイヤモンドはずっと残るものだから、このことうまく活用するのが
一番良いでしょう。
100年経っても使えるクオリティーの結婚指輪や婚約指輪を作るのが
究極のエコなのかもしれませんね。

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最新版、結婚指輪とプラチナ価格の予想

半年に1度、イギリスのジョンソン・マッセイという貴金属の会社が
プラチナの需給、価格に関するレポートを発表し、
これが世界中で最も権威のあるものとされています。
5月19日の日経に、これに関する記事が出ていました。
それによれば、2008年の世界のプラチナ需要は197.4トン。
全世界で200トンに満たないのだから、やはりプラチナは稀少な金属です。
用途は自動車排ガス触媒向けが118.3トン、宝飾向けが42.5トンと
共に6−8%減少。
プラチナの用途は、自動車向けがメインであることがわかります。

需要は減っていますが、供給も減っている。
南アフリカの生産が落ち込み、前年比9.5%減の185.7トンと需要量を
下回っています。昨年、供給不足が懸念され、投機的な買いで価格が急騰
しましたが、実際に供給が少なかったのです。
今後のプラチナ価格については現在の1トロイオンス(31.1グラム)あたり
1100ドル前後が、今年後半に経済環境が好転すれば1350ドルに上昇する
可能性があり、改善しない場合でも950ドルを割ることはない、としています。
さて、これをベースに、結婚指輪の価格動向を考えてみましょう。
私も、鉱山会社の貴金属部出身なので、この手の話題は血が騒ぎます。

2008年の国内プラチナ価格は、1グラム当り5000円台半ばで始まり、
3月には7500円台まで上昇、夏以降値下がり基調にあったものが
リーマンショックで10月には2400円台まで暴落と
ジェットコースターのようでした。
価格が需給よりもマネーゲームに左右されるという、
実際にプラチナを使う立場にとっては、迷惑きわまりない状況です。
また、プラチナの年間平均価格は

2005年 3245円/グラム
2006年 4337円
2007年 5001円
2008年 5409円

と、ここ数年値上がりを続けていたので、多くのブランドはこの間に
3−4回の値上げを実施しました。
そして昨年後半には、1回の値下げを実施したところ
ティファニーは2回実施)が大半のようです。
その結果、現在の商品価格は、プラチナ価格が4000−5000円程度を
想定しているところが多いと思われます。
プラチナ価格は5月に入り3000円台後半で推移していますが
値動きは荒いまま。
ジョンソンマッセイの予測する上限1350ドルは1ドル=100円とすると
4400円程度、下限の950ドルは3100円程度に相当するのですが、
この範囲であれば、当面商品価格の改定は無いでしょう。
あるとすれば、販売促進のための捨て身の値下げですね。
ほとんどのブランドはカタログを製作していますし、
商品に立派なプライスタグを着けているブランドもあります。
実はこれらが曲者で、価格改定となると大変な作業を伴うのです
(卸売りをしているブランドは特に)。
だから、これだけプラチナ価格が上下しても
5年間で1回しか価格を変えていないなんてブランドも出てきてしまう。
プラチナ価格の変動に柔軟に対応出来る体制ではないのです。
プラチナ価格の変動を気にせずに、結婚指輪を購入出来るように、
投機資金には出て行ってもらいたいと切に願います。

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婚礼指輪購入に異変=プラチナ価格高騰で

婚礼指輪購入に異変=
プラチナ価格高騰で

供給不足などでプラチナの価格が
年々高騰し、その影響で婚礼指輪の購入動向に
異変が起きている。
女性に婚約指輪を贈るのを見合わせたり、
結婚指輪を女性の分だけにしたりと、
リングの数を絞るケースが増えているという。
限られた予算の中で、新たな門出を控えた
カップルの苦心がうかがえる。

2000年ごろに1グラム当たり2000円を
下回っていたプラチナの小売価格は、
中国など新興国の宝飾品需要の増加などを
反映してその後右肩上がりで推移し、
07年には5000円を突破。
さらに、主要産出国の南アフリカ共和国で
鉱山の生産が中断した今年は値上がりに弾みが付き、
5月の時点で7000円台に乗せた。
あおりで指輪の販売価格も上昇し、
「今年に入って2倍近くに跳ね上がった商品もある」
(都内の百貨店)という。
(時事通信 2008/08/12-15:15)

10日前にYahooでも配信された記事ですが、
ちょっと補足。
婚約指輪を買わなくなったというのは、
結納をしないというライフスタイルの変化も
ありますが、
結婚指輪の単価が上昇したのも大きいです。

5年前だったら、40万円で30万弱の婚約指輪と
10万円強の結婚指輪が買えたのです。
ところが今では、ちょっと高いブランドになると、
結婚指輪だけで40-50万円するから、
婚約指輪を買う予算がなくなっちゃうのですね。

男性は着けないからと、
結婚指輪を女性の分だけ購入するカップルは
以前にもいらっしゃいましたが、
女性はプラチナ、男性はホワイトゴールドのように
カップルで素材を変えるケースは最近のこと。
全然OKだと思いますけど。
プラチナ価格は、ここにきて急落しています
(まだまだ高いですが)。

ただ、この急落は投機的意味合いが大きそうで、
実際の実需を考えると
また、戻ってしまいそうな気がします。
また、値上げを我慢してきたブランドで、
9月から値上げのところも少なくないようです。
今購入を検討中の方は、
良くチェックされた方が良いですよ。

 

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男のための結婚指輪・婚約指輪基本講座(5)ゴールドの指輪

結婚指輪、婚約指輪の素材編。
前々回のプラチナに引き続き、
ゴールドの話しです。
最近ではホワイトゴールドも大人気なので
基本事項を確認しましょう。
まず、プラチナとホワイトゴールドと
何が違うのか?

非常に間際らしい日本語に白金(はっきん)
があります。
字面から判断したり、直訳したら
ホワイトゴールドのことだと誰もが考えますが
これはプラチナのことなんですね。
この言葉のせいでとても混乱してしまいます。
プラチナはプラチナ(Pt)の合金、
ホワイトゴールドは金(Au)の合金です。

金の本来の色は、いわゆる金色ですが、
いろいろな金属を配合して合金を作ると
色が変化します。
パラジウムという金属を配合すると、
ホワイトゴールドになり、
見た目はプラチナと同じ銀色になるのです。
では、結婚指輪や婚約指輪に使われる
ゴールドの純度はどれくらいでしょう?
各ブランドのカタログを見ると、「K18」
「18金」の表示が見られますね。

金の純度は表示が独特で、
「K24」,「24金」がいわゆる純金で、
100%の純度。
指輪に使われる「K18」「18金」は、
18/24で75%の純度です。
(プラチナの場合は、純度90%の
Pt900が主流です)
また、K18の後に刻印されることがある
WGはホワイトゴールド(銀色)、
YGはイエローゴールド(金色)、
PGはピンクゴールド(銅色)の略です。
世界的に見ると、ジュエリーの主流は
18Kのゴールドなので、統計はありませんが
世界の結婚指輪の80%以上は
18Kのゴールド(色は金色のイエローゴールド)
ではないでしょうか。
ところで、金の地金価格も値上がりしており、
百貨店1Fのファッションジュエリーでは
14金(純度58%)が主流で、
何と5金(純度21%)の商品も登場しています。
プラチナでは、純度50%の結婚指輪が
登場しているので、
14金の結婚指輪が出現するのも
時間の問題と思われます。

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男のための結婚指輪・婚約指輪講座(3)プラチナの純度って?

価格の高騰で、ホワイトゴールドへの
シフト
が進んでいるとは言え、
結婚指輪,婚約指輪の素材として、
最も多く使われているのはプラチナです。

ゼクシィや各ブランドのカタログを見ると、
900とか950、ハードプラチナとか、
いろいろあって、
どこも自分の素材が一番と主張していますが
どういう意味なんでしょうか?

プラチナは純分を1000分の1単位で
表します。金(ゴールド)は24分の1単位
が一般的なので、まずここで混乱しますね。
どちらも、パーセント(%)に置き換えて
考えればわかりやすいと思います。
プラチナの結婚指輪では900(90%)、
950(95%)の純度のものが大多数です。

プラチナはやわらかい金属なので、
5−10%の範囲でパラジウム、ルテニウムと
いった金属を混合させ、傷かつきにくく、
変形しにくく、使い勝手が良い合金を作ります。
金属の配合は自由自在なので、
プラチナと言っても多くの種類があるわけです。

では、各ブランドご自慢のプラチナに
どれだけ明確な差があるかというと、
少なくとも、目で見てわかることはありません。
900と950の差は、自己認識の範疇ですね。
(15年ほど前にプラチナ1000の地金が開発され
ピュアな素材として大流行しましたが、
使い勝手に問題があったようで、いつのまにか
見なくなりました)

また、ハードプラチナと言っても、
まったく傷がつかないわけではありません。
プラチナに傷がつくのは避けられないことですが
指輪の使い方にも配慮は必要です。

しかし、小傷がついて自然な光沢になった
結婚指輪を大切に手入れしながら使うのも、
素敵なスタイルだと思いますけどね。
あまり、傷に神経質にならないほうがいいと思います。

最近、プラチナ505(50.5%!)という素材の
結婚指輪が発売されました。
これだって見た目ではわかりませんが、
昔あったプラチナ100
(100%じゃなくて10%ですよ)を彷彿させるなあ。

後々のメンテナンスを考えると、
あまり一般的でない素材は、
積極的にはお勧め出来ないのです。
(販売店以外では対応出来ない可能性がある)
こんな新商品が発売されるように、
プラチナ価格は下がる気配がありません

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