カテゴリー別アーカイブ: 婚約指輪 結婚指輪

婚約指輪、結婚指輪のカタログ(海外御三家編)

婚約指輪・結婚指輪の海外御三家と言えば
ティファニーカルティエブルガリですが
日本の市場やブランドに影響を与えたという点で
ティファニーの存在感は特別なものです。

それはカタログでも同様で、
ティファニーのスタイルを大いに参考にしている
国内ブランドはたくさんあります。

婚約指輪や結婚指輪の材料は、
プラチナとダイヤモンドがメインなので、
商品写真の背景には白を使うことが多く
カタログでそれが何ページも続くと、
見た目に単調で地味な印象になりがちです。

そこでティファニーはカップルのモデル(外人)の
イメージ写真を随所に散りばめて、
幸せな感が広がるようなスタイルを確立したのです。

私は、今のティファニーのカタログを一目見て、
いいなあと思いました。
その一方で疑問に思ったのです。
昨年とそんなに変わっているとは思えないのに
今までと何が違うの????

昨年のカタログと1ページ毎に比較して
うーんと唸りました。

商品写真の90%は同じなのです。
ところが、結納返しの時計が無くなったり
イエローダイヤモンドのリングが並んだり
ダイヤモンドを従来よりも大きく見せるように
デザインしたり、といったことで
印象はかなり変わるのですね。

今までモノクロだけだった、
モデルのイメージ写真の一部をカラーに替えた
効果も大きかったようです。

それにしても、これぞブライダルの王道という
完成度の高いカタログ、さすがです。

カルティエとブルガリはのカタログは、
店舗数も少なく、カタログの配布数も少ないからか
とてもお金のかかった立派なカタログです。

表紙がとても厚くて、ブルガリはクロス張り、
豪華本のような作りです。

特にカルティエのカタログは紙も上質で
写真がとてもきれい。
背景に上品なうすいピンクを使っているので
幸福感がいっぱいのカタログですね。

一方、ブルガリの方は、
一昔前のティファニーみたいなんですよね。
商品のバリエーションが少ないからか
やや単調なイメージがします。

よくよく考えると、海外御三家と言われても
日本で販売されているようなブライダルリングへの
取り組みが全然違うことに気が付きます。

ティファニーはニューヨークの本店だって
気軽に入れるし、
アメリカ本国で婚約指輪や結婚指輪を
普通に販売しています。

ところが、パリのカルティエなんか
呼び鈴を押して入る世界だし
0.3カラットの婚約指輪なんか売ってないと
思います。
ジュエラー、宝石商の印象が強いです。

ブルガリに至ってや、
普通のイタリア人が、日本で販売されている様な
婚約指輪や結婚指輪を着けているとは
とても思えません。
これらは日本や中国へ海外展開を進める際の
メイン商品という位置づけでなないでしょうか。

結局、大衆化されている日本のブライダルリング
への熟度という点で、
ティファニーは抜きんでているということでしょう。
私が婚約指輪に関わるようになった25年前
カルティエはカルチェだったし、ブルガリは
ほとんど知られていませんでした。

つまりティファニーのカタログは、
改善を重ねた回数が違うということです。
もっとも、カルティエのカタログだって
ティファニーと別路線で素晴らしい仕上がりだし、
ブルガリだってどんどん良くなっていくことでしょう。

婚約指輪、結婚指輪を選ぶのに、
店舗を廻ろうと考えているカップルは、
最初にティファニーへ行って、カタログをもらい
眺めてみたら良いと思います。

ひとつの基準として最適だし
何より、幸せな気分になれること間違いなしです。

(カタログの写真を掲載しないのは不親切なのですが
怒られそうなので控えました。ご了承ください。)

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婚約指輪、結婚指輪のカタログ

婚約指輪を検討する際の情報手段として
ネットやゼクシィ等の結婚情報誌はもちろんですが
カタログも重要なものです。

店舗をまわって、一生懸命カタログ集めをする
女の子も少なくないし
店舗側も販促ツールとして積極的に配布しています。

ゼクシィカウンターのようなところに行けば、
いろいろなブランドのカタログが陳列されているので、
一度に大量に集めることが出来ますね。
(店側は、カタログを置いてもらうのに費用が
かかります)

私は、職業柄、店舗をまわっては頂いてくるので
昨年の12月も全国で40種類以上の
コレクションが出来ました。

さて、このカタログですが、
製作には結構な手間とコストがかかります。
手に取って数ページ見ただけで
そのブランドの善し悪しが判断されてしまうので
手を抜いて作れるものではないのです。

デザインや紙質、装丁も重要ですが
婚約指輪、結婚指輪はとても小さなものなので
実は写真撮影の段階で、大きな差が付いてしまいます。

どんなに素晴らしいリング、ダイヤモンドでも
写真がダメだと、その魅力を伝えることは出来ません。

カメラマンの世界でも、ジュエリー等を専門とする
職人のような方々がいるのですが
そのランクもピンからキリまであって
リングの写真1枚の撮影料も数千円から数十万円まで
の差があるのです。

海外一流ブランドのリングの写真は、
海外で撮影されたものだと思われますが、
やはり見事だなと思います。

収集した40種類のカタログは多種多様で
推定製作コストも、20円から1000円までの
幅があります。
もちろん、お金をかければ良いものが
出来るわけではないのですが
これでは、せっかくの指輪が台無しだなあ
と感じるカタログも少なくありません。

一方で、これはスゴイ!と感心してしまう
ブライダルカタログもいくつかありまして、
こちらを何回かに分けてご紹介してまいりましょう

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婚約指輪放浪記2011、新宿編

不思議なことですが、首都圏のターミナル駅は
昔からブライダルリングの専門店が不調です。

最初にトライしたのはシライシで、
10年以上前になりますが、池袋・新宿・渋谷に
それぞれ異なる名前の店舗を出店して、
ゼクシィでそれなりに宣伝したのですが
うまくいかずに撤退しました。

どこも百貨店が強力なので、路面店は難しいと
いうことだったのかもしれません。

新宿は世界最大の乗降客数(1日360万人)で、
それは四国4県の人口(400万人)に匹敵します。
東京都内では、銀座に次ぐブライダル激戦区、
クリスマス商戦のさなかに見に行きました。

新宿で婚約指輪、結婚指輪が最も揃うのは
何と言っても百貨店の雄、伊勢丹です。
ここのアクセサリー売場は陳列方法は、
少し変わっていて、売場のケースが全ブランド共通です。
ブランドロゴが大きく掲示されることもないので
(最初よりは大きくなった)
ケースを覗きこまないと、どのブランドの商品か
わかりません。

ティファニー、カルティエの2大ブランドですら
大差のない扱いですぐ横に並んでいます。

国内ブランドの婚約指輪、結婚指輪にいたっては
ブランドの垣根を越えて、専門コーナーに
集められているのです。

これらは伊勢丹独自の考え方で
ブランド毎に分けてディスプレーするよりも
アイテム毎にまとめた方が、お客様は買いやすいという
ことなのです。

しかし個人的には、婚約指輪・結婚指輪でそれは
不親切じゃないかなと思います。
これらは、デザインに大きな特徴があるわけではないから
一緒に並べたら、ブランド毎の区別なんか
誰もつくはずがありません。
比較のポイントがわからなくなりますよね。

伊勢丹のアクセサリー売場は、プレゼントを探すカップルで
すごい盛り上がり(今年も一番人気はアーカー)ですが
ブライダルリング売場にはあまり人がいなかったので
ちょっと不思議な感じがしました。

その後周辺の路面店と、旧三越のティファニー、
スタージュエリーをまわりましたが、どこもカップルがいても
ブライダルリング売場は盛り上がりに欠けていました。

そして愕然としたのが、某専門店の前を通りかかった時。
店長と思われる男性が店の前をほうきとチリトリで掃除
しているのです。
このピークの時間に何してるんだろうと思って店内を見ると
6名の女性スタッフが正面を向いて待機していました・・・。

そりゃ、店舗責任者として掃除のひとつもしたくなるよなと
冗談抜きで、こちらまで胃が痛くなりました。
いったい新宿のブライダルリング市場はどうなっているんだ??

新宿タカシマヤはファッションジュエリーでも伊勢丹ほどの
盛り上りはなくて、ブライダルリングも同様です。
タカシマヤの売場は、以前から10%OFFの表示が目立つ
のが気になりますね。

この新宿の状況は、私にとってもショックでした。
クリスマスに結婚指輪や婚約指輪を買わなくなったのか?
それとも新宿という立地がブライダル向きでないのか?

まだ、結論は良くわからないのです。

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食べログのやらせは問題ですが、婚約指輪の口コミは?

食べログのやらせ記事が表面化し、大きなニュースになりました。

食べログの影響は大きいですから、月額10万円で高い評価の
記事を書いてくれるならば、厳しい競争にある飲食店にとって
悪い話しではありません。
ついつい申し込んでしまうのでしょうね。
業者が39社もあるということは、既に、やらせは常識だったの
かもしれません。

また少し前には、Yahoo知恵袋等、Q&Aサイトの
やらせが問題になり
消費者庁は、口コミサイトに自ら、あるいは第三者に依頼して
消費者に優良と誤認させることは問題がありますと発表しています。

ネットの口コミ情報は、もはや重要な情報源ですから
そこでインチキされたらたまらないですよね。

では、婚約指輪や結婚指輪といったブライダルリングのサイトでは
どうかと言うと、残念ながら、こちらも不正が横行しているのが
現状だと思われます。
婚約指輪の場合、購入する側が初心者ばかりなので(当たり前ですが)
ネット上の情報に頼る部分が多く、これは深刻だなあと思います。

例えば、「Yahoo知恵袋」や「教えてGoo(OKWave)」で
婚約指輪や結婚指輪に関する質問と回答を見ると、
回答で繰り返し出てくるブランド名は、
高いシェア―を占める4℃やティファニーではなく、
あまり聞いたことのないブランドであることに、すぐ気がつくと思います。
(何社かあります)
回答者を調べてみると、そのブランドのあらゆる商品を宣伝する回答を
繰り返ししていて、どうみても怪しのですね。
(偽装のために、時々ブライダルリングと関係の無い質問や回答も
します)
もっと調べて行くと、複数のアカウントを使って
「他の人もおススメしていますが」と、ひとつの質問に複数の回答を
入れたり、ヒドイ場合は質問と回答を両方したりしているようです。

こういうブランドに限って、広告には「口コミで評判」などど
書いていたりするので、本当に困ったもんだと思います。

一方、サイトのコンテンツとして良く見かける「お客様の声」ですが
これすら怪しいものがあるのです。

例えば、新規に10種類のデザインのリングを発売したとすると
最も人気の無いデザインのものが売れるまで数カ月かかるのは
当たり前で、それのお客様の声をいただくのは大変なことです。
ところが開設時に、全ての商品にお客様の声が掲載されている
サイトもありまして、誰がお客様の声を書いているのでしょう?

それ以外でも、検索の際の上位表示を考えてか、日本全国から
まんべんなくお客様の声が集まっているサイトもあったりして
まったくひどいものだなあと思います。

私たちは、ネットでのみ商売をしているので、
ネット上の評判と言うのはまさに死活問題です。
時に、厳しいご意見をいただくこともありますが、
それにも真摯に対応して
信用を築いていく以外の手段はないと考えています。
なので、ネット上のインチキ口コミは迷惑以外の何物でもないし
本当に腹立たしいのです。

だいたい、ネット上の情報の真贋を判断するノウハウが購入側に必要
なんて状況は、どう考えてもおかしいですよね。

本物の口コミのみが表示される、当たり前の状況が回復されることを
強く望みます。

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婚約指輪や結婚指輪は、震災後本当にバカ売れしたのか?(4)

4月11日に週刊ポストの記事が出て以降、
テレビのニュース・ワイドショー、新聞、WEBと、
“婚約指輪・結婚指輪バカ売れ”情報が、
何度も繰り返し流れました。

さて、その数字の検証ですが、
一番確かなのは、上場企業が公表する売上です。
どれくらいバカ売れしたのでしょうか。

株式会社シーマは、銀座ダイヤモンドシライシ、エクセルコ、ホワイトべルの
3ブランドを運営する、ブライダルリング専業の企業です。
自称”日本最大級のブライダルリング専門店”で、
ゼクシィに大量に広告を出しているので、
それを目にされた方も多いでしょう。

公表されている数字を見ると、今年4-6月の売上は約22億円で
前年の約26億円と比較して16%の減少です。

私は、6月29日に開催された同社の株主総会に出席していますが、
その際に白石幸栄社長は
「震災後3カ月かかって、先々週くらいに通常レベルに戻り、
先週は昨対を超えた」
と発言しています。

どう見てもバカ売れどころか、震災の傷あと深しという状況ですね。

国内最強ブランド4℃(ヨンドシー)を運営するFDCプロダクツは、
持ち株会社が上場しているので、
売上の数字ではなく前年との比較を発表しています。
こちらは、婚約指輪・結婚指輪の専業ではありませんが、
最近、そこを強化しているので、
売上の60-70%はブライダルリングが占めていると思われます。

3-6月のジュエリー部門の売上は、前年比101.6%で、
3月の大きな落ち込みをその後にカバーした形です。

しかし、良く見ると6月末のジュエリーの店舗数は
前年の144店から164店まで増加、
特に、ブライダル専門店の出店ラッシュにより
直営店は28店から56店に倍増しており
これにより売上をカバーしていることがわかります。

部分的に、細かく切り取れば、
“前年比40%UP!”の数字も出るのかもしれませんが
それは、瞬間風速で、全体を表すものではありません。

日本で最もブライダルジュエリーの売上が多いと言われている
ティファニーはアメリカの上場企業なので、
日本の売上をごく簡単に発表します。

それによれば、既存店の売上は2-4月に3%ダウン
(3月は落ちたが2・4月はアップ)
5-7月に8%アップして、
2-7月累計で3%アップというものです。

5-7月の8%アップは、素晴らしい数字なので、
例えば、仙台店の売上が大きく伸びたことは
あったかもしれません。
しかし、トータルで見れば3%のアップですから、
これをバカ売れとは言いませんよね。

ティファニー、4℃、シーマという
国内ブライダルリング市場大手3社がこのような状況なのに、
バカ売れってどういうことなのでしょうか?

4月、5月の大報道は、
“震災によって絆が深まり、ブライダルリングも売れただろう”
という結論ありきの”お話し”だったのだと思います。

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婚約指輪や結婚指輪は、震災後本当にバカ売れしたのか?(3)

「婚約指輪もバカ売れしているらしい」という記事が掲載された
週刊ポストの発売は4月11日でしたが、次に続いたのは
4月17日JCASTニュースの
「地震に原発「頼れる人欲しい」結婚したい女たち増加中」
という記事。

こちらは、震災後の不安から、
安定を求める女性が増加したので結婚相談所が繁盛し、
婚約指輪・結婚指輪が売れているという内容ですが、
ネットメディアということもあり
ずいぶん拡散しました。
500回近くツイートされていますしね。

この記事で、売れている根拠は新宿高島屋。
この記事以外でもなぜか、
新宿高島屋がネタ元に使われることがあったのだけど
失礼な言い方で申し訳ありませんが、
新宿高島屋が首都圏の結婚指輪・婚約指輪
売上の指標になるとは到底考えられません。

また、”4月に入ってからの売上が前年比16%増で、
これは3月の購入先延ばしで出る数字ではない”とのことですが、
例えば3月11日(金)の後の12(土)・13(日)、
19(土)・20(日)・21(祝)の銀座の百貨店は
台風直撃の日のように閑散としており
そのため3月の東京地区百貨店売上高は
前年比で21.5%のマイナスです。
16%の増加では、とても3月のマイナスを埋められず、
この程度の数字が出てもまったく不思議ではないのです。

まあ、この記事は週刊ポストを見て、
別の角度から無理やりまとめたのでしょうね。
しかし、根拠となるデーターが貧弱なところは共通しています。

この頃から、テレビのワイドショーやニュースの特集でも
“震災後に絆を求めて結婚需要が盛り上がり、
結婚相談所は繁盛、婚約・結婚指輪は好調”という
話題が頻繁に取り上げられるようになります。
知り合いの銀座の店舗は、テレビに3回も登場したくらい。
ブライダル業界は盛り上げっているぞ!が
世の中の合意事項になったのもこの頃でしょう。

そして、その総集編が5月15日の朝日新聞の記事で
「震災後、増える結婚相談、指輪売れ行きも増」がタイトルです。

内容は、これまでの記事とほぼ同じで、
婚約指輪が売れている根拠は
またも新宿高島屋ですが、この数字は少し変です。

JCASTの4月17日の記事では、
4月のこれまでの結婚指輪・婚約指輪の売上が
前年比16%増加だったのに、
朝日の5月15日の記事ではアクセサリー売り場の
4月1-19日の婚約指輪の売り上げが
前年同期比4割増加に変わっています。

朝日の記事は5月15日なのに、
なぜ、4月トータルの売上ではないのでしょう。
新宿高島屋が全体の指標としてふさわしくない思われるのに、
期間を細かく限定し
売り場もアクセサリー売り場に限定(海外ブランドや宝飾売り場除く)
結婚指輪も排除。

これでは、朝日新聞の欲しい数字を、
無理やり作ったと言われてもしょうがありません。
(3月の激減を考えれば、4月に4割増加しても驚くことはありませんが)

やはり、最初に婚約指輪・結婚指輪が売れているという結論があって、
その根拠の数字を無理に探すからこのようなことになるのだと思います。

では、実態として、
婚約指輪や結婚指輪は本当にバカ売れしたのでしょうか?

(つづく)

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婚約指輪や結婚指輪は、震災後本当にバカ売れしたのか?(2)

バカ売れ

さて、震災からちょうど1ヶ月後の4月11日に発売された
週刊ポストの記事ですが、
派手な見出しと、内容の落差がスゴイ。

全部で4ページの記事の内、婚約指輪について書かれたのは、
上の写真で赤く塗った部分だけで、
記事全体のスペースの3%にも満たないのです。
“婚約指輪もバカ売れしているらしい”という見出しの方が、
記事の3倍以上の大きさがありますね。

全部で17行の記事を引用すると

事実、宝飾業界では婚約指輪が売れているらしい。
ある関西のジュエリー店経営者がいう。
「やっぱりこのご時世、店全体の売り上げは落ちています。
前年比だと60-70%とサンザンです。
でも婚約指輪や結婚指輪だけは話が別。
高いものより安いものの方がよく出ているので
売り上げ的にはあまり変わりませんが、
売れる数だけなら前年よりかなり多いですね。
実は16年前、阪神大震災の後も
ブライダル関連の商品がよく売れたんです」

どうやったらこの内容から、
“婚約指輪もバカ売れ”の大見出しが生まれるのでしょうか?

“ある関西ジュエリー店”の売上が、国内全体の売上を示すことはないし
“売り上げ的にはあまり変わりません”と言っているのだから、
この店の売上数量も、せいぜい10%程度の増加と考えられ、
その程度の変動は特に原因が無くても発生する、
誤差範囲と考えることも出来ます。
どこにもバカ売れ(少なくとも40-50%はアップでしょう)
なんて証言はありません。

一方で、”阪神大震災の後もブライダル関連の商品がよく売れた”の
根拠も希薄です。

阪神大震災が発生した平成7年の年間婚姻数は79.2万組ですが、
平成5年から平成10年までの間は、77.6-79.5万組の水準で推移し、
月別の婚姻数を見ても震災による増加はないと思います。

当時、私はトレセンテで婚約指輪、結婚指輪を取り扱っていましたが、
震災でバカ売れの印象はまったくありませんでした。

平成7年で印象的だったのは、
平成7年7月7日に入籍したカップルが多かったこと。
スリーセブンの刻印の結婚指輪がたくさん売れたことは、記憶しています。

結局のところ、この記事は、震災で不安になった女性が
安心を求めて男性にアプローチし
結果として、結婚も増える(に違いない)という結論が先にあって、
その小道具として、婚約指輪が使われているに過ぎないと思います。
実際に婚約指輪がバカ売れして、
それが震災の影響だったというものでは断じてありません。

最近ワイドショーで、”金地金が高騰し、買い取りを求めてマダムが殺到”
みたいな話題が連日報道されていますね。
貴金属やダイヤモンドのニュースは注目を集めやすいのです。
だから、雑誌がたくさん売れるように、
見出しに婚約指輪が大きく使われたのです。

週刊ポストのこの記事のダイジェストは、
NEWSポストセブンでネット上でも配信され
それをニュースとして多くの媒体も配信したので、
ネット上でまたたく間に広がりました。
その記事はこちら

そして、後追いで同様の記事が相次ぎ、
ついには朝日新聞まで婚約指輪が売れているという
記事を書きました。

その検証は次回。

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婚約指輪や結婚指輪は、震災後本当にバカ売れしたのか?(1)

バカ売れ

東日本大震災の後、人と人の繋がりを求める傾向が強まったので
結婚相談所は大繁盛、婚約指輪や結婚指輪も良く売れているというのが
もはや定説になっています。

私も、久しぶりに会う相手から挨拶代わりに、
結婚指輪売れてるんでしょ?と
何度言われたかわかりません。
福島在住の70歳のおじさんからも言われたくらいだから、
もはや国民的合意事項なのかもしれませんね。

確かに、想像を絶する大惨事の後の社会現象として、
これほど納得度が高い話題も少ない訳です
(一方で、震災が夫婦の関係を改めて見直す機会となって
離婚が増えたという報道もありましたが・・・)。

しかし、一方で今回の大きな教訓として(特に原発関連で)、
いかに報道が信じられないものか、
情報は自分たちで取得し判断しなければならない
ということを私たちは学んだのですね。

婚約指輪や結婚指輪がバカ売れしようが
金価格高騰で買取りのための顧客が殺到しようが
しょせんは同じワイドショーネタレベルで、
どうでも良い情報なのですが、
“バカ売れニュース”がその後もバリエーションを増やして
流れ続けているので
その中身を検証してみようと考えたのです。

上の画像は、4月11日(月)発売の週刊ポストの記事です。
新聞広告でのインパクトが2、3番目という大きな扱いだったので、
あわてて雑誌をコンビニに買いに行きました。

全てはここから始まったのです。

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結婚指輪、婚約指輪は二人の物語を語れるか

昨日、銀座通りを歩いていたら、
4℃の店舗が”4℃ブライダル”にリニューアル
されていました。
おやおやと思い、サイトを調べると
福岡・大分でもブライダル専門店がオープンとのこと。
昨年12月の名古屋店開設以来、
4℃のブライダル専門店は順調に伸びているようです。
4℃と言えば、ひと昔前は「シルバーブランド」の
イメージが強かったのですが顧客層の年齢が上昇し
結婚適齢期のカップルにとっては
最も思い入れの深いブランドのひとつになっているのです。
ゼクシィ8月号の4℃ブライダルの広告に、
「4℃のジュエリーを19歳の誕生日に贈られると
幸せになれる」という伝説があると記載されたいたので、
「知ってますか???」とTWITTERで呼びかけてみた
大学生からアラフォーの女性まで、
知っているとの回答がありました。
昔、4℃のアクセサリーをプレゼントされたのが、
結婚する相手であればもちろんのこと、
そうでなくても、4℃の名前が伝説としてインプット
されているのですからこのブランドが強いのは当たり前です。
何よりも、自分たちの物語の中に落としこまれており、
こんなブランドは他にありません。
以前、その地位にあったのはティファニー。
しかし全世界で急速に売上が回復する中で、
日本だけは低迷が続いています。
直近の売上で、日本は東アジアに抜かれてしまいましたから、
中国単独の売上が日本を追い越すのも時間の問題でしょう。

4℃もティファニーも、ブライダルリングの売上が
全体の半分以上を占めていると思われるので、
この勢いの差はブライダルの差と考えることが出来ます。
結局のところ、
「**年前にニューヨークやヴァンドーム広場で生まれて、
何とか王室御用達で・・・」
みたいなブランドストーリーって、自分達に何の関係も
ないですよね(こういうのが大好きな人達もいますが)。

オードリーヘプバーン(「ティファニーで朝食を」の主演女優)
を知らない若い子も増えているだろうし、
ティファニーと言えども、大変な時代になりました。
ゼクシィを見ると、時代かかった大げさなコピーの羅列ですが、
ダイヤモンドの世界ってどうしてこうなっちゃうんだろう。
婚約指輪、結婚指輪を考える時、
さりげなく自分たちの物語のとなりにいることが、
4℃の強さではないかと思います。

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離婚式???結婚指輪はつぶすものじゃない!

「離婚式」が度々ニュースになっています。
まあ、キワモノの最たるもので、
ワイドショー、バラエティー的ネタには
ぴったりということでしょう。
今日はロイターが配信していますが、
結婚指輪をハンマーでつぶす写真を見て
温厚な私もさすがにキレましたね。
離婚式のメインイベントが、
このカエル(元に返るの意味らしい)のハンマーで
結婚指輪を叩き潰すことらしいですが、本当に不快です。

話題作りのために、くだらないことは辞めて欲しいと思う。
この見学ツアーまであるんだから、ひどいものだ。
一旦購入した結婚指輪(マリッジリング)を
どうしようが勝手だろう、という理屈はわかります。
また残念ながら、かなりの割合で、
結婚指輪が不要になってしまうのも事実でしょう。
しかし、結婚指輪を送り出す立場の者として、
一言申し上げたい。
ブライダルに関わる多くのもの(結婚式、ウェディングドレス、
引出物、新婚旅行)の中で、あとあとまで残り、
手入れ(サイズ直し、磨き直し等)が必要なのは結婚指輪だけです。

だからこそ、10年、20年といった長年の使用や、
手入れに耐えられる指輪を私たちは真剣に作っているのです。
それこそが矜持であります。

その指輪を、カエルハンマーで叩き潰されるのは、
それこそ身を切られるような思いなのです。
不要になった結婚指輪(マリッジリング)にも、
含有されているプラチナ、ゴールドの価値はありますから
地金商、リサイクルショップ等で換金して、
ユニセフにでも寄付してはいかがでしょうか。
指輪を叩き潰すより、
ずっとさわやかな再スタートが切れることでしょう。
(追記)
離婚式が朝日新聞にも登場したので、
上記と同様の内容を投書したら、掲載されました。
全文はこちらです
肩書きが結婚指輪指輪プロデューサーなのに
びっくりしました。

 

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