婚約指輪放浪記2011、新潟編

私は10年以上、12月の週末は札幌から福岡まで
全国各地の売場をまわって、
マーケットの状況を確認しています。

婚約指輪や結婚指輪の売場がそんなに変化するのかと
お考えかもしれませんが、小売業の変化は激しく
1年で状況が大きく変わることも珍しくありません。

全国をまわる順番も決まっていて、
1週目の週末は新潟と仙台。

最初は新潟のレポートです。

全国各地をまわる前に、予習として地方のゼクシィを
購入して前年と比較して調べます。

新潟での変化は、
・ 過去に撤退したアイプリモが再度出店した。
・ 4℃がブライダル専門店を微妙な場所に出店した。
・ 地元の有名店「みのわ」が郊外店を出店した。
というあたりで、店舗が増えた分、競争は厳しくなった
模様です。

新潟の商業地区は、伝統ある古町地区と
伊勢丹とビルボードプレイスを中心にした
新しいブランドが揃う万代地区に二分されますが
ここ10年で万代地区への集中は決定的になり
古町地区の状況は年々悪化の一途です。

婚約指輪、結婚指輪に関しても万代地区が強く
伊勢丹の4℃とビルボードプレイスのトレセンテが
いい勝負をしていました。

有名とは言えないトレセンテがどうして4℃と
張り合えたかというと、出店しているビルボードプレース
の圧倒的な人気が原因です。

ユナイテッドアローズ、シップス、スピックアンドスパン等
人気のセレクトショップが、これほど1箇所に集中している
例は全国でも珍しく、そこに出店していることで
一気に地元で認知されたのです。

私は、5年前までトレセンテの運営をしていましたが
当時全国12店舗の中で、地域ブランドとして認められたのは
この新潟と、愛媛県の新居浜だけでした。

最初に、古町に行きまして、オヤと思ったのが
三越内のティファニーの復調です。
ここ10年で一番賑わっていました。
その理由のヒントは、仙台で見つけましたが・・・。

ダイヤモンドシライシの路面店は良くわかりません。

続いて、万代地区に移動。
ここは、閉店したダイエーを三井不動産がラブラ万代として
見事に復活させ、賑わいがさらに増しています。

新潟に来るたびに感心するのは、おしゃれな人が多いこと。
小さな子供から60歳過ぎの人まで、
これほどファッション感度の高い地方都市を知りません。

これが、婚約指輪・結婚指輪の市場にも影響している
と思われ、ゼクシィを見ても新潟版はとてもすっきり
した印象です。

そうなると万代地区で受け入れられるためには
そのテイストとの適合度合いも問題になるのだなと
思います。

4℃ブライダルはその万代地区から少し離れた場所に
出店しました。
近くに出したら伊勢丹に怒られますからね。
その場所で人が集まるのかと思っていたのですが
ちゃんと集客出来ていたのはさすがです。
もっとも、その分の影響が伊勢丹の売場に見られた
ので、売上げを2倍にするのは大変ですね。

小売業は、立地産業と言われるほど出店場所は
重要なのですが、
現在の新潟市場は、立地とブランドの微妙なバランスで
成り立っていて、とても興味深いものでした。

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