婚約指輪放浪記2011、仙台編

仙台の中心部は、大変賑わっていました。
9か月前に、あれほどの大震災があったことなど
全く感じられず、親類や知人を含め大きな被害を受けた
方も多いだろうに、何とたくましい人たちなんだと
感動を覚えてしまうほどです。

アイリスオーヤマの社長が興味深い指摘をしていて
・ 今回の震災の被害のほとんどは津波によるもので
  沿岸部以外の被害は多くない(原発被害除く)
・ 地震の多い地域なので地震保険の加入率が高く
  多額の保険金が支払われた
・ 建設関係の人手不足は深刻で、日当が3倍以上に
これらの理由でお金がまわっていて、繁華街国分町は
大繁盛とのこと。

ユナイテッドアローズの重松社長も
「仙台は、ちょっと考えられない売れ方をしている、
好きな服を買える幸せをかみしめていらっしゃる」
と語られています。

もっとも、仙台の方々の会話を聞いていると
「震災」という言葉が良く出てくるし
書店では震災関係の本や、記録DVDが山積みで
あの震災を忘れられるはずはないものの、
その関心は「いかに伝えていくか」に移っているのかも
しれないと感じられました。

さて、婚約指輪、結婚指輪ですが
こればかりは復興需要で景気が良くなっても、
婚姻数が増えないことには、市場が大きくなりません。
(多少の単価アップはあるかもしれませんが)

もともと、仙台は日本3大オーバーストア都市のひとつで
人口は105万人なのにゼクシィ掲載の店舗数は19も
あるのです。
仙台とよく比較される新潟市の人口は80万人だけど
ゼクシィ掲載店舗数は7だから、仙台の競争がいかに
厳しいかがわかります。

しかも今年のゼクシィを前年と比較すると、
新規出店1、拡大移転1で競争はさらに激化の模様。

前年も感じたことなのですが、やっかいだなと思うのが
多くの店舗に少しずつお客さんが入っている状況です。

婚約指輪も結婚指輪も、個人の好き嫌いで選ばれる部分が
大きいので、どんなブランド、デザインでも多少は売れる
ものです。
だから、大きくない仙台マーケットを19店舗で分け合っている
状況なのだと思われます。
(仙台には、ゼクシィに掲載していない海外ブランド
(ティファニー、カルティエ、ブルガリ等)や百貨店ブランドも
多数あります)
だから、私がお店に入っていくと熱心に接客されてしまい
(私は接客されるのは苦手です)
一流ブランドのペーパーバッグが集まってしまいました。

このような場合、利益が出ない店舗も多いのですが、
大きな赤字ではないから撤退することはない。
広告を集めるゼクシィだけが儲かるという、
ひどい話しになります。

宝飾品市場の中で、ブライダルは堅調だと言われ続けて
15年以上経ちますが、いわゆる宝飾品が売れない中で
婚約指輪、結婚指輪の競争はさらに激化していくのですね。

地方都市の場合、ブライダルリングといえども最近の
新しい店舗はロードサイトの大型店が目立ちますが
中心部(アーケード周辺)への出店が続いているのが
仙台のもうひとつの特徴です。

それにしても、この我慢比べはいつまで続くのでしょうか?
メンバーを見ると、来年も大きな変化なしのように思えます。

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