婚約指輪放浪記2010(仙台、新潟編)

婚約指輪、結婚指輪(ジュエリー、アクセサリーを含む)
の売場、店舗の勝ち負けは、
最需要期である12月の状況を見れば判断出来るので、
私はここ10年ほど、全国の売場を定点観測しています。

ファッションのように、婚約指輪や結婚指輪のトレンドが
短期間に変化することは少ないのですが、
1年という期間では、それなりの変化があるものです

数回に分けて、全国の状況をレポートいたしましょう。

1、仙台、新潟編

当たり前のことですが、
ある地域の婚約指輪、結婚指輪の販売数は、
その地域の婚姻数により規定されます。
それを地域内の店舗で取り合うので、地域によって
競争のきつい、ゆるいには大きな差があります。

北日本の二つの政令指定都市は、その意味で対称的。
仙台は国内最激戦区のひとつですが
新潟はかなりのんびりしています。
これは以下のデータからも明らかでしょう。

     婚姻数(2005年) ゼクシィ掲載店 ページ数
仙台(宮城県) 12,820件  16店  54ページ
新潟(新潟県) 11,484件  7店  18ページ

もちろん、仙台は東北の中心として他県からの集客がある
(例えばヴィトンの店舗は、青森・秋田・岩手にはない)
とか、アイプリモが撤退したように新潟の顧客は
やっかいだとか、いろいろな事情もありますが・・・。

・ 新潟

商業地は歴史ある古町地区(三越が中心)と、
ファッショナブルな万代地区(伊勢丹が中心)
の二つですが、古町地区は6月に大和百貨店、
10月に200年近い歴史のある書店、北光社が閉店する等、
一段と寂しくなってしまいました。

万代地区は、2007年に閉店したダイエーの跡地に
オープンしたラブラ万代も大成功し盤石です。
昨年、元気の無かったビルボードプレイスも復活していて
本当に良かった。
この万代地区、あまり知られていませんが、
日本でも指折りのおしゃれなスポットです。
ビームス、UA、トゥモローランド、スピックアンドスパン等
のセレクトショップが狭い範囲に集中しています。
50代、60代にもおしゃれな人がいるので、
いつも驚かされるのです。

万代地区の婚約指輪、結婚指輪については、
伊勢丹の4℃、ビルボードのトレセンテがずっと人気です。
トレセンテ在職時、新潟が一番楽勝でしたが、
それは今でも変わらないでしょうね。

注目すべきは、手作り結婚指輪の”アトリエクラム”
(郊外なので行けませんでしたが)。
見附市(新潟から約70キロ)の工場が、実績を積んで、
新潟市内に進出して来ました。
「手作り結婚指輪」は今後のひとつのトレンドになると思います。

・仙台

しんどいっす、仙台は。
私は「ブライダルリング日本3大儲からない都市」を
制定していますが、仙台はその中の筆頭格で
どう考えてもオーバーストアーです。

かつてゼクシィに掲載していた店舗も、この1年で2店が閉店。
(だから、生涯補償とか、永久保証とかやめようね)
しかしその一方で3店舗がオープンしているので淘汰は進みません。

仙台は、駅前から三越までゆっくり歩くと30分ほどのアーケード
(そこで七夕をするのです)がありますが、
141(評価の高いファッションビルだったのに、将来展望が
ないと、さっさと閉店してしまった、何と言う慧眼!)
の閉店もあってフォーラスから先は寂しくなってしまいましたね。

各店舗をまわって、大変だなあと思うのは、
どの店舗でも1組ずつ接客をしている状況です。
これって、どこも小さな赤字でやめるにやめられず、
ゼクシィだけが栄えるってことなんです。
昨年までの仙台がそうでしたが、
今年は勝ち負けがはっきりしてきた印象。
この場合、ゼクシィに大量出稿が可能な大手が
生き残ることになるでしょうね。

うーんと考えたのは”4℃ブライダル”。
出店している百貨店との関係を考慮してか、
とても不便な場所に出店したのですが、しっかり集客している。

今年は、全国で4℃の強さばかりが印象的でした。

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