ダイヤモンド大減産で婚約指輪はどうなる?

4月18日(土)朝日新聞夕刊に、
ダイヤモンドに関する記事が出ていました。
ダイヤ大減産
世界最大のダイヤモンド産出国、アフリカ南部
ボツワナが今年、生産量を従来の半分以下に
減らすことになった。
同国の生産の大半を担うダイヤ生産・供給最大手
デビアス社の現地合弁会社が世界的な需要の激減から、
鉱山の一部の操業一時停止を決めたためだ。
報道によると、ボツアナ政府とデビアス社が共同出資する
合弁会社デブスワナ社は17日、
今年の生産量を1500万カラットに抑え、
ダイヤ鉱山五つのうち二つを年内いっぱい
稼働させないと発表した。
デブスワナ社は世界のダイヤ生産量の2割強を占める。
昨年はボツワナで約3000万カラットを生産したが、
経済危機後、需要が大幅に減り、
11月以降の販売不振で在庫が増えている。
今年に入り、ボツアナ鉱山の稼働を一時休止していた。
資源収入に頼るアフリカの国の多くが、
原料需要の低下と価格の低落で苦境に陥っている。
ザンビアでは今月、輸出収入の8割を占める銅をめぐり、
最大の鉱山会社KCMが従業員の1割にあたる
1300人を解雇。
主要産業がダイヤ生産のナミビアでも、
中央銀行が予測する経済成長率が
昨年の2.7%から今年は0.4%に落ちている。

私は、鉱山会社(住友金属鉱山)の出身なので、
銅や鉄鉱石等の鉱産物が

景気悪化による需要減 → 在庫増加 → 価格下落 →
鉱山の減産・閉山 → 在庫減少 → 景気上昇による需要増
→ 価格上昇 → 鉱山増産・開発 →(最初に戻る)

のサイクルを繰り返すのを眺めていましたが、
ダイヤモンドも同じ動きをするようになったのですね。
但し、他の鉱産物のように価格が下がるのではなくて
デビアスが無理なく買い上げられる範囲に
生産量を抑えたということでしょう。
では、この大減産によって、
ダイヤモンドの価格、婚約指輪(エンゲージリング)
の価格が上昇するかというと、それもないと思います。
昨年秋以降の経済危機で、
宝飾品の売上げは世界中で減少しましたが
(ティファニーの売上が3割も減少した)
日本の結婚指輪・婚約指輪市場は比較的堅調だったと思います。

しかし、婚約指輪に関しては厳しさを増しているようです。
円高でダイヤの輸入価格が下がることもあり、
婚約指輪の価格が上がる状況ではありません。
でもなあ、こういう記事はセールストークに使われる
可能性があるから注意しなければいけません。

数年前、アーガイル鉱山が閉山するから
ピンクダイヤが高騰するなんてデマが、
結婚情報誌ゼクシィにずいぶん出てました。
「デビアスのアフリカ鉱山でダイヤモンドが取れなくなるから
ダイヤモンドが値上がりします。早く買った方がいいですよ」
なんて、セールストークには用心してくださいね。

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