世界最大の婚約指輪通販、ブルーナイル(BlueNile)がやってきた(3)

ブルーナイル(BlueNile)は、
青い箱のブランドイメージ(ティファニー)に対抗して、
同じ価格でずっと大きなダイヤモンドが買えるのが
ウリですから、価格が安くなければ話しになりません。

国内で同様に低価格をウリにしているネットショップと
比較してみました。
価格はシンプルなプラチナ枠の婚約指輪での比較です。
(ブルーナイルは、関税と消費税として合計10%を増額済み)

1) ダイヤモンド 0.25Ct  F VS1 エクセレント
国内A社     130千円
国内B社     136千円
ブルーナイル    88-117千円

2) ダイヤモンド 0.30Ct  F  VS1 エクセレント
国内D社      135-144千円
国内E社      158千円
当社         150千円
ブルーナイル    101-124千円
(百貨店の1Fに入っている国内ブランドで350千円前後です)

このように、字面の価格だけを見ればブルーナイルは
国内のネットショップと比べても圧倒的に安いです。
前述のケーススタディーでは、ブルーナイルとティファニーの
財務諸表の比較もしているのですが、確かにブルーナイルの
祖利益率は低いですね。
婚約指輪のカテゴリーキラーと言えないこともない。

婚約指輪の安売りを看板にしている国内の会社は
これに対抗せざるを得ないので
婚約指輪の価格は必然的に下がることになるでしょう。
また、ダイヤモンドのまま輸入すれば、関税もかからないので
加工だけを国内でするユーザーが現れるのも必至です。

次に、ブルーナイルの「教育」はなかなか興味深いものです。
いわゆるダイヤモンドの4Cについて詳細に記述していますが
これにはまる男子(特に理系!)は日本でも少なくありません。
従来は、ファッションアイテムや美術品に近く、感性で選ばれるのが
当たり前と思われていたアイテム(婚約指輪)を
デジタルなスペックであるダイヤモンドの4Cに落とし込んだところが
ポイントなのです。
男子が婚約指輪選びに悩むのは、アメリカも日本も
変わらないようで、アメリカではこれが受け入れられたのですね。

もうひとつ、個人的に大きなポイントと考えているのが
Fedexの国際宅配システムです。
ブルーナイルのサイトに掲載されているダイヤモンドの多くは
自社の在庫ではなく、アメリカ国内の卸業者の在庫と
言われています。
アメリカは広くても航空貨物が発達しているので
受注したダイヤモンドは2,3日でシアトルにあるブルーナイルの
加工場(空港の近くに違いない)に届けられ、
婚約指輪に加工され、世界中に出荷されます。
世界中のユーザーへほぼ1週間以内に届くようですが
これもFedexがあってこそでしょう。
この物流システムがなくして、ブルーナイルの成功も
無かったように思います。

Eコマースの代表的な成功例とされるブルーナイルですが
2008年以降踊り場にさしかかり、成長が鈍化します。
現状の問題については次回。

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