ゼクシィの『大きめダイヤの婚約指輪特集』を考える(2)

前編はこちら

さて、ゼクシィ『大きめダイヤの婚約指輪』の
主張である
1)大きめのダイヤモンドは
年齢を重ねても似合うから
一生モノの婚約指輪にいい
2)現在の婚約指輪のダイヤの大きさは
0.3カラット前後が中心なので
1ランク上の0.4カラット以上を選ぼう
3)ダイヤモンドの品質基準の4Cや、
購入するブランドを『変化』させれば
予算内でサイズアップが実現します
について考えます。

(1)については、全くの同意。
私たちの主張とも一致します。

問題は(2)と(3)で
予算が許すのであれば0.4カラットの
ダイヤモンドを選ぶのは賛成ですが、
そのために、品質やブランドを
どのように『変化』させるのか
という具体論です。
(ちなみに実際のダイヤの大きさは
0.25カラットが主流です)

そのプロセスがはっきりしなければ
きちんとした一生モノの婚約指輪は
手に入りません。

ゼクシィの調査によれば
婚約指輪の最新相場は33万円です。
詳しくはこちら
ゼクシィの立場では、
掲載しているブランド、店舗の
売上増加は歓迎すべきことなので
「大きめダイヤ」は婚約指輪の
単価UPも目的だったでしょうが
30万円で大きめダイヤを選ぶことを
前提に考えましょう。

百貨店に入っているような
国内ブランド、海外ブランドを
例にあげると
0.3カラットでのダイヤモンドで
50万円近い価格です。
品質基準の4Cを『変化』させても
これらのブランドは
品質の高さをアピールしているので
クラリティーはVS2以上
カットはエクセレント
のみ扱っています。

ティファニーは
カラーでH、あるいはIの在庫も
あるかもしれませんが
(パーティー文化のアメリカでは
大きなダイヤが好まれるので、
H、Iカラーは人気があります)
それでも、0.4カラットのダイヤが
50万円以下ということは
考えられません。

なので、ブランドを変化させるとは
東京の御徒町、大阪の船場といった
卸問屋のような価格訴求の店か
ネットショップを選ぶことを
意味するのでしょう。
例えばネットショップならば
0.4カラットで適当なスペックの
大きめダイヤの婚約指輪が
20万円台でも購入可能です。

ゼクシィにとって皮肉なことは
これらの中には
ゼクシィに広告を出さないことで
低価格を実現しているところが
少なくないことです。

なので、実はゼクシィ首都圏版の
『大きめダイヤの婚約指輪特集』に
広告を出しているブランドは4社だけ。

このままでは、この企画は
続かないかもしれませんね。

一方、私がとても危惧するのは
『大きめダイヤの婚約指輪』を選ぶ主張は
納得度が高いため、
4Cの品質を激しく『変化』させて
低品質のダイヤモンドを婚約指輪用に
『大きなダイヤモンド』として
販売するブランドが出現することです。

ダイヤモンドの品質基準4Cの中で
カットはIT技術の進化で
インド、中国、アフリカ等の工場で
最高ランクのエクセレントカットの研磨が
容易に出来るようになりました。
なので、カットについて品質の心配は
あまり必要ありません。

カラーは肉眼で黄色味がわかるので
Iカラーが下限とならざるを得ませんが
問題はクラリティーです。
最近、SI2クラスのダイヤを使った
婚約指輪もあるようですが
これはお勧め出来ません。
(それ以下のIクラスは問題外です)

SI2クラスの場合
遠目に肉眼で見て、キズ・不純物が
わかるものではありませんが
10倍のルーペで見てみると
「なんじゃこりゃ」
と絶句されるかもしれません。
ゼクシィの紙面に大きく掲載されている
ダイヤモンドと差があり過ぎるのです。

ダイヤモンドの大きさを
優先させるために
クラリティーがSI1クラスを
選ぶこともあるかもしれませんが
その場合もルーペで良く確認することを
強くお勧めします。

後になって後悔するのはイヤですよね。

『大きめダイヤの婚約指輪特集』
良い企画だと思いますが、
アベノミクスの円安による
ダイヤモンドの値上がりもあり
実現するのはなかなか難しいですね。

私達は高額な広告費をゼロにすることで
0.4カラットの上質な婚約指輪を
20万円台でご提供しています。
価格表はこちらをご覧くださいね。

文責:中小企業診断士 渡部博行

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