投稿者「marri@marri」のアーカイブ

スーホルム

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晩年にヤコブセンも暮らしたスーホルムは、レンガづくりのテラスハウスです。
レンガの色がよい具合に落ち着いて、周りの景色とよくあっています。
大きく斜めになった屋根が特徴で、どこの家からも海が眺められるような造りになっています。ヤコブセンは海が一番よく見える場所を選んだそうです。
どの家だったのでしょう。

家々を繋ぐ道は狭くて、興味津々で進んでいくと庭先に出てしまい、
年老いたご夫婦がちょうどテラスで海を眺めていました。
お邪魔してごめんなさい。

スーホルムは 水に浮かぶ小さな町 という意味。

この付近にはこれ以上に高い建物はなく、空と海だけに囲まれた場所であることがわかります。

こんな素敵な家に住めたら、毎日穏やかに暮らせて優しい人になれそうな気がしたり。

スーホルム、ネーミングの響きもいいですね。

マット洗い場

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こんなに海辺を歩いていても あまり潮の香りがしないのが不思議です。

ここはマット洗い場。
公共の場なので、誰でも使えますよ。

塩水でマットを洗うの?と思うでしょ?
このような洗い場は海辺ではよく見かけるのです。外海からの対流がほとんど無いので塩分は薄く、
洗剤も環境に配慮されたものが使うのがきまりです。

家々からマットを持ち寄ってブラシで洗い、大きな脱水機にかけて絞り(もちろん手動)、干します。
織りのマットは北欧の暮らしにはなくてはならないものなので、季節ごとにここに来て洗うわけです。
日本だと大きなものも簡単に洗えるコインランドリーなどがありますが、こちらではそういったものがありません。

決して新しいものではなく、使い込んだ古いものがほとんどです。
水を吸ったマットは重く、とても一人では抱えきれないので手伝いも要りますね。
日本の暮らし方とは別のところに豊かさがあるようにも感じます。
ここは古くから社交場として、また北欧の伝統的な習慣が残っている場所だと思います。

ノルディックウォーキング

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2本のポールを使って歩くノルディックウォーキング。
北欧ではよく見かける光景です。

ポールで歩行運動を補助できるので、お年寄りには良いですね。ポールをしっかり地面に押して歩くのがコツのようです。
こうすることで歩幅も大きくなり、躓き防止になりますね。日本だと杖のように思われがちですが、それとは違って
しっかりとポールを前後させているので、ちゃんとしたエクササイズになっているのだと思います。

70歳くらいの女性同士です。

ずいぶんと遠くまで歩かれたようで、帰り道でもお会いしました。
緑のベレー帽が印象的でしたので、すぐに さっきのおふたりだ!とわかりました。

年齢がすすんでも、こうやって毎日白樺林を散歩できるのってうらやましいです。
このおふたりにとってはあたりまえのような日課が、私にとってはとても贅沢な時間に思えました。

シベリウス公園沿いを散歩

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風がずいぶんと冷たいのですけれど、シベリウス公園の海沿いを散歩しました。
山のないフラットな景色と、ボコボコと岩がむき出しになっている遊歩道が続きます。
歩く自信さえあればどこまでも行けそうな気がしますが、散歩の終点はセウラサーリ博物館です。

サマーハウスやヨットハーバーもあり、夏には賑わう場所ですが、人けのないこのような風景も好きです。
秋の空に茶色くなりかけた木々が重なり、これをみているとちっとも退屈ではありません。

繋がれたヨットがずいぶん揺れていました。
穏やかそうに見えて実は風が強いのです。
首の細いマガモたちはすずしい顔で風に向かって泳いでいたけれど、
私は向かい風で首が折れそうになってしまいました。

北欧の飲み物(オーガニックジュース)

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こちらはコペンハーゲンの工芸美術館で飲む
オーガニックジュース(右)です。
瓶の丸みとラベルが素朴でかわいいですね。
ここではオーガニック料理が食べられます。

窓から入る自然光と小さなランプの灯とキャンドル、
中庭の景色も眺められるので、ほっとできる空間です。

テーブルの上にあるのはお塩です。
なめて確認しました。

北欧の飲み物(クマビール)

2.17

フィンランドで売られている通称クマビールです。
KARHU、カルー、もしくはカルフと発音するようです。

黒の缶に目を見開いているクマの顔。
こちらではおなじみのビール銘柄です。
フィンランドに来たら、KOFFの次に必ず買ってしまうビールかもしれません。
スーパーでずらりと並んだビールを見ても、どれが美味しいのかわからないので、
まずはこのインパクトのあるデザインに手が伸びてしまいます。

最初にこれを見たときに、フィンランドでは熊がよく出没するのかと思ったほどでした。

アルコールの低いものはスーパーなどでも購入できます。
vol.は度数を表しています。

まずは乾杯!

北欧の食べ物(ピーラッカ)

2.14

ピーラッカというフィンランドのカリレア地方のおかゆパイです。
スーパーや屋内マーケットで売られている国民食ですね。

ライ麦が入った小麦粉にオリーブオイル、塩などで外生地を作り、ミルク粥を包んで焼きます。
お粥がこぼれないようにギャザーを寄せて包んでいる形が特徴です。

ミルク粥は好みがあると思います。
サーモンスープなどと合わせると美味しいようです。。

でもね、このパンを買っている人ってあまり見かけないんです。
自家製でみんなおうちの味を持っているのかもしれませんね。

ヤコブセンレストラン

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ベルビューシアター横にあるヤコブセンレストラン。

ヤコブセン好きのオ―ナ―が経営しています。
セブンチェアやスワンチェア、カトラリーもヤコブセンデザインのもの、
外の景色がよく見えるように大きく窓がとられていて、自然光で溢れています。

入口のアプローチや中2階の手すり、カウンターにはアールがつけられていて、
曲線デザインがあちらこちらに見られます。

2階は家族みんなでおばあちゃんのお誕生日をお祝しているようでした。
10歳くらいの男の子が数人いて、楽しそうでしたよ。

夏は海風を感じながら、冬はテーブルランプのあたたかな灯を囲んで四季にかかわらず、
このような落ち着いた場所で食事をするのはいいですね。

ベルビュービーチからスーホルムへ

ビーチを後にしようとしたら このようなサインもありました。

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ビーチ全体の案内図ですね。
やはりここにもブルーの3本のラインが。バーベキューと犬の散歩は禁止のようです。

ウスワン海峡が広がるこの美しい景色は、ヤコブセンがこのビーチのデザインを手がけた何十年も前からきっと変わらないのだろうと思います。

ビーチも人が手を加えた様子がなく、サインも新しく塗りかえられたりすることもなく、楚々としています。周りの樹木もよい感じに茂っています。

静かに時を重ねているようです。