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素朴な味

じゃがいもにオリーブオイルとパセリで味付けしたもの。
麦や稗などをミルクベーススープにしたもの。

シンプルで素朴な味です。パセリやバジル、スウェーデン料理にはかかせないディルが使われています。スウェーデンにはディル味のポテトチップスがあるくらいで、ディルはハーブの王様です。
なるほど、それらもすべてここの菜園でできたものなんですね。
だから野菜のうまみと甘さを感じました。

自然と心も体もほぐれて、気持ちもリセットできます。

野菜がいっぱい

カフェはちょうどランチ時。
鮮やかな色の有機野菜でいっぱいです。

ここの農園で作られる野菜は、バイオダイナミック農法といって、天体の動きに合わせて種まき、苗植え、耕転、施肥、収穫を行うのだそう。自然に逆らうことなく、その恵みを頂く。まさに自然と人とが共存する場所でした。
こういう有機野菜を食材にしたカフェは、日本にもいっぱいありそうだけど、なんだかちょっと違う。
野菜の色や調理法もそうだけど、カフェの空気感、人の気配というのだろうか。

何か新しいわけでもなく、華やかなわけでもなく、ごく普通の生活があたり前のようにここにはあるような気がしました。

Cafeに来ました

このガーデンカフェは期間限定です。春がやってくる5月から冬が始まる10月まで。
先日訪れたのは山々の紅葉が青空に映る10月のよく晴れた日でした。カフェ前のベンチには犬を連れた地元の人でいっぱいです。北欧の気持ちのよい青空の下で食事ができるなんて、とってもうれしいことです。
さてお腹もちょっと空いてきたし、何か美味しいもの食べよう。体に良さそうな有機野菜やくだものもいっぱいありそうです。

ランチ

海の見えるカフェへ移動です。
ここからは緑の広い庭園とその向こうに広がる海を一望できます。
とても開放感があり、時々晴れ間がのぞくこの日は屋外のテラスが賑わっていました。
ここにはヤコブセンのセブンチェアやアントチェアがたくさんあります。
黒がメインで、その他に黄、緑の椅子がバランスよく並んでいました。

私もせっかくのお天気なので、外でランチ。
スープのセット(ビーンズスープ、クルトン付・コーヒー、自由にパン)を頂きました。
お味はどれも美味しく、パンはベリージャムが濃厚です。
サラダは小海老をトッピングしたシュリンプサラダ、オイルサーディン、サーモンがグリーン野菜と一緒に盛られていました。

ここに1時間くらい居たでしょうか。
海から来る風は不思議と潮の香りが感じられず、風の冷たさもありませんでした。

カフェ

夏になるとレストランやカフェにはテラス席が設けられ、終日賑わっています。
夏とはいえ、外にはストーブが用意され、また椅子にはブランケットが置いています。
晴れたか思うと霧のような雨が降り出して急に気温が下がったりもします。
でも北欧の人たちは少しくらい雨が降っても平気。
日照時間が長い夏を思い切り楽しむように、夜遅くまでビールを片手に夕食を楽しむ人たちでいっぱいでした。

少し陽が沈むとテーブルのキャンドルに火が灯ります。
ゆらゆらとした炎を見ていると、すっかり北欧っ子になった気分に。
覚えたばかりのデンマーク語 「Tak」 ありがとう、なんてちょっときどって言ってみたりしました。